江戸時代の伝説の鋳金家「村田整珉展」
2025年最初の企画展は、「江戸時代の伝説の鋳金家(ちゅうきんか) 村田整珉(むらたせいみん)展」です。
1月10日(金)から3月23日(日)まで開催します。
鋳金(ちゅうきん)とは、鋳型にとかした金属を流し込んで作る技法で、金属が冷めて固まったら型をはずします。鋳物(いもの)、鋳造(ちゅうぞう)ともいいます。
村田整珉は江戸時代後期の鋳金家で、蝋型(ろうがた)鋳造の名手でした。新宿花園神社の唐獅子一対が代表作で、仏具一式が国立博物館にも展示されています。手法は写実的でカメなどの置物、花瓶、仏具などの作品を残しています。今回開催する村田整珉展では、初代、二代、三代の作品約60点を初公開します。
金属の硬さと柔らかな曲線が織りなす繊細な美と機能美の芸術を楽しめます。
皆さまのご来館をお待ちしています。