企画展「寺尾作次郎 陶芸展」
久留島武彦記念館では、第26回企画展として、「寺尾作次郎陶芸展」を10月6日(金)から12月24日(日)まで開催します。この秋、久留島武彦記念館で、やさしさとほほ笑みあふれる作品の数々につつまれて、優しく穏やかな気持ちになってみてはいかがでしょうか。
寺尾作次郎(1898~1984)
福岡県生まれ。
1940年、鹿児島県工業試験場(現・県工業技術センター)窯業部長に迎えられ、薩摩焼の研究と振興に尽くし、退職後は鹿児島市紫原に窯を開いて作品制作に打ち込みました。
伝統をふまえながらも、現代的感覚の親しみやすい作品が多いことが特徴です。釉薬は様々なバリエーションを試みており、研究者としての一面もうかがえます。
図案はどれもまるで絵本の挿絵のようにやさしく、モチーフは花や動物、女性と子どもが多いです。登場する動物も人間も全てほほ笑み、平和的な世界観にあふれています。