企画展「バトニズムの創始者 春田心斉 生誕100年記念展」
みなさま、明けましておめでとうございます。
久留島武彦記念館では、令和5年1月14日から3月26日まで、第22回企画展として「バトニズムの創始者 春田心斎 生誕100年記念展~パリに愛された画家~」を開催いたします。
春田心斉(はるた しんさい)は、1923年鹿児島県に生まれ建築を学び、1963年に師と仰ぐセザンヌの祖国フランスに移住、2014年にパリで亡くなるまで作品を描き続けました。縦線を重ねて描く、世界に唯一無二のユニークな春田の描写法を見たパリの画廊主は、「バトニズム」と名付けました。ピンク、薄紫、空色、青、そしてヴァイオレットの無数の縦線が新たな体系を構築し、そこにフランスの街並みが音響的に表現されています。
東洋と西洋の狭間にあって、詩人であり画家であるヒューマニストとしてフランスで高く評価され、一流の人たちが彼の絵をコレクションしました。
記念すべき生誕100年の年に、滅多に見ることのできない貴重な作品39点を紹介いたします。
童話の里、久留島武彦記念館でお待ちしております。