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『童話日』の提唱

 今から65年前の昭和30(1955)年、久留島先生は以下のような趣旨文をもって7月15日を ” 童話日 ” として制定する事を提唱しました。

提  唱

童  話  日

ー   趣  旨   ー

 日本の児童の生活が言いようのない貧しいものになり、その心身をむしばむ悪条件が町に村にみちいる現在、童話を通じて民族の口碑、民話、伝説を語つて児童の心のなかに真の平和を説き日の立場を理解せしめて新しい文化創造に寄与せしめる意図のもとに、我々全国童話人協会はこゝに月十五日を ” 童話日 ” として制定を提唱いたしました。

 もとより全国童話人協会は口演童話人の加盟する団体でありまして、話す世界を通じてさゝやかがら児童の幸福のために努力してまいりましたが、更に最近の児童文化に対する社会の関心のたかまりに応えるために全国的に童話日を決め、各学校、保育団体、その他一般の子ども会等で、その日に児童の幸福を願う意味で、童話を語り聞かすことはその魂の上に明るい光を与えることゝ信じます。

 童話日を七月十五日とすることについては、協会において、日本で最初の童話会が横浜で開かれ明治三十六年七月十五日を最も意義ある日としてこの日を決めることにいたしました。

 この様な意味において各学校団体においては必ず御協賛下さることゝ思いますが、下記要項を参までに記しました故御協力願えば児童のためにも社会のためにも幸でございます。

昭和三十年六月十五日   

全国童話人協会        
委員長 久 留 島 武 彦
事務局 京都市東山区林下町

『童話人』 昭和30年7月10日(第3年第7号)中部童話人協会 より


 童話の里玖珠町に設立された久留島武彦記念館は、これからも子どもの幸福を願った久留島先生の思いを大切に受け継ぎ、
未来に向けて明るく進んでまいります。

 

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